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《猛暑の中でのワークショップが支えになった今夏》

  • ゆうこ とうたに
  • 9月27日
  • 読了時間: 3分

運営メンバーによるブログ、今回は中館栄子先生です。


 今年の暑さは、救急搬送の多い老々介護の私にはもう限界かなと思う程でしたが、幸いなことに今夏に限って入退院もなく、無事に大切なWSを乗り切ることができました。

 今回はそのWSのご報告をしたいと思います。


 毎月1回《WS舞曲を踊る》を個人的に行っておりますが、8月には外部の方にもお声をかけて、公開で2回の《WS舞曲を踊る》を企画しております。今年は、中世から21世紀の舞曲、25曲を1回5時間、2回で10時間程かけて行いました。


《プログラム》

1回目は

♪中世:ファランドール(フランス)

♪ルネッサンス:バッロ(イタリア)

♪バロック:イングリッシュカントリーダンス(イギリス) ガボット、メヌエット(フランス)

♪19C:ヴァルソビエンヌ(ポーランド)タランテラ(イタリア)

♪20C:サルサ(キューバ) シルタキ(ギリシャ)


2回目は

♪中世:ファランドール(フランス)

♪ルネッサンス:ブランル、パバーヌ、ガイヤルド(フランス)

♪バロック:コントルダンス、ブーレ、サラバンド(フランス)

♪19c:マズルカ (ポーランド) ポルカ(スイス)

♪20c:セビジャーナス(スペイン)、 ジャイヴ(アメリカ)

♪21C:エルサレマダンス(南アフリカ)



 この企画は舞曲を踊るのは初めてという方にも呼びかけて10年続けておりますが、踊りの時代や地域、民俗的、文化的背景の説明、踊り方の説明のために、当時の舞踏譜、また教育現場で使える舞曲紹介や舞曲でできている歌の紹介を含め、沢山の資料を盛り込んだ手作りテキストを併用して行います。

 また、隊形や踊る人数も1人、2人、3人、4人、8人、全員といろいろありますが、運動様式に加え、人数や隊形も、実際に踊ってみて実感、納得できるものなので、理論と実践の両方のバランスが大切なのです。


 とは言え、各舞曲の説明と1,2回通して踊るだけでは、様式の違いが少し解る程度だと思います。

 しかし、その「違いが判る」ことがまず大切で、その様式の違いを出発点に、体験する機会をさらに持つ努力と実際に演奏、鑑賞をすることで、より音楽と動きの融合する「舞曲」は私達に寄り添ってくれると思いますし、参加者が教えていらっしゃる現場へのヒントにもして頂けます。

 さらに、舞曲はステップの違いだけではなく、身体全体の動きの違い、つまり運動様式をキャッチすることが大事ですので、私が作舞した舞曲はステップは出来るだけシンプルなものを使用し、身体全体に意識が及ぶようにいたしました。

 一方、当時の舞曲集の舞踏譜を説明し、読み取り踊ることも大切な過程ですので、バロック時代の舞曲は舞踏譜を読み取りステップに起こしていくという専門的な研究方法もほんの少し紹介して、体験してみました。


 これらの体験により、最後には、いくつかステップが理解できた、ということだけではなく、どのような場所で、どのような人たちが踊るのかというイメージもはっきりした中で、相手やグループ全体で踊っていく意識も高まり、フォローし合いながら全体の動きが一体となり、それぞれの踊りの特徴も感じ始めて頂けたことと思います。

 私も一緒に踊りながら、その流れの中で、あるいはワンフレーズを取り上げながら、さらに踊りと音楽の

ニュアンスが自然に表現できるよう、そのポイントをフォローさせていただきました。

 今回の参加者は、名古屋や愛媛の方々、いつも月一で勉強しているWSやセミナーの方々と様々でしたが、すぐに踊りながら打ち解けて下さいました。そして、私もこの機会が舞曲の的確な伝え方の学びとなり、これからに繋げる課題も沢山頂きました。


 舞曲はリトミックよりも難しいものとして捉えられがちですが、リトミックと同様、コミュニケーションの源である、と改めて感じて頂けたのではないでしょうか。


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