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コラム【ダルクローズと散歩】⑤
その5《ペスタロッチ思想、日本への導入―大正自由教育運動を中心にー③》 中館栄子 さて日本には、いつ頃ペスタロッチ思想が入ってきたのでしょうか。そしてさらに、ぺスタロッチ思想は、私達の日本の教育にどのような影響を与えているのでしょうか。今回は日本の大正自由教育運動を中心にお話していきたいと思います。 《ペスタロッチの「メトーデ」とヘルバルト派の「五段階教授法」》 ペスタロッチが確立した 直観主義の 教育方法「メトーデ」が日本に入ってきたのは、明治時代です。「メトーデ (Methode)」とは、集団を対象とした学習指導法の開発として評価されていますが、「直観」とは実際にモノを観て教えるという実物主義の考えで、「数・形・語」を教えました。 例えば果実でその数、形体、名称や性質を教えるのです。 基礎陶冶(焼き物を作るための陶土をしっかりと吟味して選別し、それを慎重に焼き物に仕上げていくこと)を重視して、その上で開発主義の問答法で認識を高めていくことを提唱しました。日本では先生が絵などを描いた図表を見せて、子供たちに「これは何ですか?」と尋ね、実物を見せ























