検索


《ワーグナー「ローエングリン」鑑賞の日》
会員によるブログ、2026年5月は中館先生です。 140年のメトロポリタン歌劇場の歴史の中で、ローエングリンはワーグナー作品の中では最も上演回数の多い演目だそうです。 老々介護の日々となったこの頃は海外には行けず、メトロポリタン歌劇場が配信している映画に切り替え、このオペラも3年前の春、映画で鑑賞しました。ワーグナーは高校時代から大好きな作曲家で、大学生になってからは、ライトモチーフを覚えて上野に一人で聴きに行き楽しんだものです。しかも大学からリトミックの道を歩んできた私にとっては、さらにその興味は深くなり、ワーグナーのバイロイト様式、新バイロイト様式に導いたアッピア、アッピアから三次元の影響を受け音楽空間を創造したダルクローズの芸術思想の流れを実感しております。 ワーグナーとアッピアについて、ここで少しお話して先に進めたいと思います。 ワーグナーはギリシャ悲劇の三位一体思想やショーペンハウアーの音楽観から啓示を受け1876年8月バイロイトの “ニーベルンクの指輪”でスタート、独自の総合芸術論を具現化しています。しかし、照明と演技の間の不調和を感
私と作曲
以前、「私と即興」という記事を書きましたが、即興に加え、私にとって衝撃だったのが、作曲でした。ダルクローズは作曲家でしたから、大学のリトミックの授業には、当然のように作曲の授業がありました。それまで、先人が書いてきた曲を再現するというだけの音楽をやってきた私にとっては、自分で曲を作るという行為そのものが驚きに満ち溢れたものだったのです。私は作曲の活動に、傾倒していきました。学内の活動でも、学外の活動でも、自分の曲を発表する機会を見つけては、夢中で書いていました。卒業作品ではコンチェルトを書き、学内オーケストラで演奏していただくことが出来ました。卒業後はリトミックのレッスンはもちろん、仕事で作詞や作曲に携わり、その後自身の作詞・作曲活動を再開しました。リトミックで培ったものは大きく、全日本作曲家コンクール入選という結果をもたらしてくれました。入賞曲は楽譜として出版され、形に残ることになりました。即興も作曲も、私の音楽の歩き方を大きく変えてくれました。もちろんプラスティックアニメも、全てダルクローズ先生が残してくれた想像と創造の上に成り立っています。




















